地域 - 市川 錦糸町 相続遺言相談室 - Page 2
2023年07月03日
Q:不動産を相続するので司法書士の先生に名義変更について教えてほしい。(市川)
初めてご相談します。市川の実家に住む父親が亡くなり、今は市川から離れて暮らしていた私も市川にもどって、葬式や遺品整理をしています。母はずいぶん前に亡くなっているため、相続人は私と兄です。葬式が済んだのでこれからは相続に関する手続きをしなければなりません。市川にある父名義の不動産を兄と相続することになるため、父名義から相続人名義に変更するための手続きの流れを教えて下さい。(市川)
A:不動産を相続した際の名義変更手続きの流れをご紹介します
遺産の分け方について相続人全員で遺産分割協議を行ない、話がまとまったとしてもまだ相続手続きは完了していません。不動産の所有権が被相続人から相続人へ移行する際には不動産の名義変更手続き(所有権移転の登記)を行う必要があります。相続後すぐに受け継いだ不動産を売却する場合でも、名義変更手続きを行なってからでないと第三者に対して主張(対抗)ができません。 以下において名義変更手続きの流れをご紹介します。
【名義変更手続きの流れ】
①相続人全員による遺産分割協議・・・相続財産の分割方法の決定後、相続人全員で署名と実印で押印をした遺産分割協議書を完成させる
②名義変更申請時に添付する書類を用意
・法定相続人全員の戸籍謄本
・被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本等
・住民票(被相続人の除票および相続する人の分)
・名義変更する不動産の固定資産評価証明書
・相続関係説明図…等
③登記申請書の作成
④名義変更の申請時必要な書類を法務局に提出
名義変更申請手続きはご自身で行うことも可能ですが、相続人に行方不明者がいる、未成年者がいる等、専門的知識を要する場合には専門家に頼ることをお勧めします。また、必要書類の収集には多くの時間を取られることがあり、時間に制限のある方や登記申請書の作成、法務局での手続きなど、専門的な内容に不安がある方は相続の専門家にご相談されると良いでしょう。なお、2024年4月1日より「相続登記の申請義務化」が施行され、相続登記に期限や罰則が設けられるため、被相続人の財産に不動産が含まれる場合には注意が必要です。
市川錦糸町相続遺言相談室は、相続手続きの専門家として、市川エリアの皆様をはじめ、市川周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
市川錦糸町相続遺言相談室では、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、市川の地域事情に詳しい司法書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは市川錦糸町相続遺言相談室の初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。市川錦糸町相続遺言相談室のスタッフ一同、市川の皆様、ならびに市川で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
2023年06月02日
Q:父の残した遺言書に書いていない土地がみつかりました。どのように手続きをすればいいのか司法書士に相談したい。(市川)
2ヶ月前に地元市川で暮らしていた父が亡くなりました。実家には母と二人で生活をしていましたが、持病持ちでしたので遺言書をはやいうちから作って準備をしていると生前から話を聞いていましたので、その内容に従い相続手続きをすすめていました。ところが先日、市川の郊外に放置されたままの土地がみつかりこの名義は父になっていることが判明しました。代々受け継いできたもののようですが、父も存在を忘れていたの遺言書から記載が漏れていたようです。この土地の相続手続きについて、どのようにしたらよいか行政書士の先生にアドバイスいただければと思います。(市川)
A:遺言書に「その他の財産の扱いについて」の記載がない場合は、相続人全員で遺産分割協議を行い手続きをすすめます。
まずご確認いただきたいのが、お父様の作成された遺言書の中に「遺言書に記載のない財産の相続方法」といったような記載についてです。相続する財産の種類が多い方などは、把握しきれていない財産について「記載のない財産の扱いについて」といったように、記載されていない財産についてひとくくりにして遺言書を書かれる方もいらっしゃいます。お父様の作成した遺言書にこの記載といたようなものがあれば、その内容に従い相続手続きをすすめます。
このような記載がみつからない場合は、新たに見つかった財産について相続人全員による遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成しその内容に沿って手続きを進めていきます。遺産分割協議書についてですが、形式や書式等に規定はありませんので、手書きでもパソコンでの作成でも問題ありません。相続人全員で内容を確認し、署名、実印での押印をして完成をさせます。もし記載内容についての不明点ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
今現在、相続手続きでお困りの市川のみなさま、ぜひ市川錦糸町相続遺言相談室の無料相談をご利用ください。遺言書の作成から、遺言書がある場合の相続手続きまで、相続に関することでしたら幅広く対応させていただきます。今回のケースのように、遺言書があるからといってスムーズに全ての手続きが完了するというわけではありません。また実際に行う相続手続きも多岐にわたりますので、一般の方には不慣れなことも多くございます。そのような時には、ぜひ相続の専門家である市川錦糸町相続遺言相談室にお任せください。みなさまのお困り事に、最後まで丁寧に対応いたします。
2023年05月08日
Q:司法書士の先生、相続放棄について教えてください。(市川)
この度父が体調を崩し市川の病院に入院することになりました。私は就職を期に市川にある実家を離れて長いのですが、父の入院生活を支えるために市川の実家に戻ることにしました。母は10年ほど前に亡くなっておりますので父は長らく一人で市川に暮らしていたのですが、実家に戻って驚きました。父宛ての督促状がたくさん届いていたのです。どうやら一人暮らしをしている間に借金が膨らんでしまったようです。もし父に万が一のことがあった場合、私がこの借金を肩代わりしなければいけないのかと呆然としてしまったのですが、相続放棄という手続きがあることを思い出しました。いざという時に備えて、相続放棄について教えていただけないでしょうか。(市川)
A:相続が開始した際に相続放棄をご自身で選択できます。
遺産相続が発生した際に相続権利を放棄し、被相続人の財産を一切受け取らないことを「相続放棄」といいます。
遺産相続と聞くと多くの財産が手に入ると考えがちですが、場合によっては財産を相続したことによって負担が大きくなってしまうケースも存在します。相続財産には預金や不動産といったプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も含まれます。遺産相続を承認するとそのどちらも引き継がなければなりませんので、被相続人に借金がある場合はその返済義務も生じます。今回のご相談者様のように被相続人が借金を抱えている場合は、相続放棄を選択すれば財産は手に入らなくなりますが借金返済の義務を負わずにすみます。
相続放棄をすると、その相続人から相続の権利が無くなり初めから相続人では無かったと見なされます。すると相続権が次の相続順位の人にうつりますので、結果として被相続人のご両親や兄弟姉妹などが相続人としてマイナス財産を引き継ぐ流れになります。もしご自身が相続放棄をすることで新たに相続人になる方が判明しているのであれば、その方に相続放棄をした旨を伝えるなど配慮しておくとよいでしょう。
また今回のご相談者様のように被相続人の生前から借金の存在が判明している場合、あらかじめ相続放棄をしておきたいとお考えになるかもしれません。しかし被相続人がご存命の間は相続放棄することはできません。相続放棄に関する契約書や念書などを作成したとしても法的効力はありませんのでご注意ください。
市川錦糸町相続遺言相談室には相続に精通した司法書士が市川の皆様のお力になります。相続放棄を選択するのであれば、家庭裁判所へ申し出なければならず、手続きを正しく行わなければ相続放棄は認められません。相続放棄だけでなく相続全般においてご不安な点がある方は一度市川錦糸町相続遺言相談室の初回無料相談までお気軽にお問い合わせください。
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夕刊フジ「よろず相談室」に当事務所が回答をいたしました。
(2023年4月毎週金曜日掲載)