株式の名義変更について

ここでは株式の名義変更の方法についてご説明します。

株式には上場株式と非上場株式があります。上場株式か非上場株式により手続きの方法が異なりますので、まずは被相続人から引継いだ株式が上場株式と非上場株式のどちらにあたるのかを確認することが必要になります。下記にて詳しくご説明いたします。

上場株式の場合は、通常証券会社を介して証券取引所と取引し購入しているため、名義変更の際の手続きは①証券の取り扱いをしている証券会社　②株式発行をしている株式会社の両方に対して順に行います。

証券会社は顧客ごとに取引口座を開設しているため、その取引口座の名義変更をすることとなります。以下の書類を準備して名義変更の手続きを進めましょう。

【証券会社の手続きに必要となる書類】

１．被相続人の出生から死亡までの戸籍一式

２．相続人全員の印鑑登録証

３．相続人全員の戸籍謄本

４．証券会社指定用紙による相続人全員の同意書

５．取引口座の引継ぎ用紙（証券会社が指定する用紙）

上記の証券会社での手続きが完了したら、対象となる株式を発行している株式会社の株主名簿の名義書換を行います。これらの手続きは一般的に証券会社が代行して行います。

【株式会社の手続きに必要となる書類】

１．相続人全員の同意書

非上場株式は別名未公開株と言われ、株式公開をしていない株式のことを言います。株式公開をしていないため、原則として証券会社では取り扱いが無く、発行している株式会社へ直接問い合わせます。会社によって手続き方法や必要書類は異なりますので、まず株式会社への確認を行いましょう。

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