ご相談のきっかけ
市川市にお住まいのW様は、ご家族の相続にあたり、まずはご自身で手続きを進めようと調べ始めたそうです。
ところが不動産の相続登記については、法務局への申請や必要書類の準備が思った以上に大変だと感じられたとのこと。「これは自分でやり切るのは難しそうだ」という実感があったといいます。
そこで、不動産の名義変更だけでも専門家に任せられないかと考え、当事務所にお問い合わせをいただきました。
状況の整理(タイムライン)
最初のご相談では、相続財産として不動産と金融資産の両方があるという状況を整理しました。W様ご自身は「何から手をつければいいのか」の全体像を知りたいというご希望をお持ちでした。
お話をうかがう中で、金融資産の解約や名義変更についてはご自身でも対応できそうだという感触があること、一方で不動産の登記は負担が大きく専門家に任せたいというお考えがはっきりしてきました。
このように、すべてを丸ごと依頼するのではなく、どこを任せてどこを自分でやるかを一緒に切り分けていくところからスタートしました。
当事務所の対応
私たちがまず大切にしたのは、W様が「今回の相続で全体として何をすべきか」を正しく理解できる状態をつくることです。相続手続きは不動産・金融資産・その他の名義変更など複数の作業が並行して進むため、全体像が見えないまま個別の作業に取りかかると、途中で混乱しやすくなります。
そこで最初の面談で、相続手続きの流れ全体を図や資料を使ってご説明しました。専門用語をできるだけ避け、「どの手続きに期限があるのか」「どの順番で進めると効率がよいのか」を、一つずつ整理してお伝えしています。
そのうえで、負担が大きく専門知識が必要になりやすい相続登記については当事務所にご依頼いただき、金融資産の手続きはW様ご自身で対応していただく、という役割分担をご提案しました。理系のご経歴もあり、手順さえ整理できればご自身で進められる部分は十分にあると判断したためです。
この切り分けには理由があります。すべてを依頼すればもちろん手間は減りますが、その分の費用もかかります。逆にすべてを自分でやろうとすると、登記のように書類の不備が命取りになる手続きで時間を大きく消耗してしまいがちです。ご本人ができる部分とプロに任せた方がよい部分を見極めることで、費用と負担のバランスをとることができます。
相続登記については、必要書類の収集や申請までを当事務所で担当し、進行状況をこまめに共有しました。金融資産の手続きについては、W様が窓口でスムーズに動けるよう、必要になる書類や一般的な流れについてもご質問に随時お答えしています。
ご相談の中で心がけたのは、レスポンスの速さです。手続きを進める中では「これはどうすればいいのか」という疑問がその都度出てくるものですので、お問い合わせに対してできるだけ早く、そして具体的にお答えすることを徹底しました。
結果
相続登記は当事務所で滞りなく完了し、不動産の名義変更を無事に終えることができました。負担の大きい部分を任せていただいたことで、W様は安心して金融資産の手続きに集中できたようです。
「やるべきことが理解できた」というお言葉のとおり、全体像を共有したうえで役割を分けたことが、混乱なく進められた要因になりました。ご自身で対応する部分についても、疑問が出たらすぐ相談できる体制を保てたことが安心につながったと感じています。
担当者からのひとこと
相続手続きは「全部お願いする」か「全部自分でやる」かの二択で考えられがちですが、実際にはその中間の進め方が一番ちょうどよいケースが多くあります。負担の大きい登記だけを任せ、できる部分はご自身で、という選択はとても合理的でした。
私たちは、まず全体像を分かりやすくお伝えしたうえで、無理のない役割分担を一緒に考えることを大切にしています。「これは自分でできるのかな」という段階でも構いませんので、市川市で相続手続きに迷われたら、どうぞ気軽にご相談ください。